
日中の気温が上がり、腕時計を着用していると、汗をかきやすい季節を実感しやすい。
防水性能の高い時計は、ベルトが革でなければそのまま水に浸して洗えるのがいいところ。
見た目が汚れてしまうと、どんないい時計でも汚らしくしか見えないので、冬場でも月に一度くらいで洗うのが望ましい。
仕事柄、電池交換や会合などでいろんな人の時計を見せてもらう事が多く、時計の汚れ具合を見るとどれだけものを大切にしている人かがわかる。
磨き傷がついていても汚くは見えないが、手と接触する裏側を見ると垢だらけで黒ずんでいる時計はあまり触れたくないと思ってしまう。
ステンレスのブレスレットの場合、専用の磨き剤などもあるが、フォルティスのように鏡面仕上げになってない、ヘアライン仕上げの時計なら歯ブラシでササっと気軽に洗っても大丈夫。
あまり準備が必要になると洗うのが億劫になってしまうので、水と歯ブラシなど必要最低限で定期的にする。
ステンレスのブレスレットにもいろいろな種類があるが、このように軽く洗いやすいのは3連ブレスレット。
7連やメッシュベルトの場合、洗うのに時間と手間がかかってしまうので、日常使いを意識して時計を選ぶなら3連ブレスレットはかなり実用的と言える。
バイヤー:合田圭四郎

正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
●正美堂時計店●
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