
日本だけでなく世界レベルで、どんなことが起こるかわかりません。
特に地震などの天変地異は予告なく起こり得ることで、その時その場で準備をしても間に合わないのが現実です。
じゃあどうすればいいのか?答えは「備える」しかありません。
常日頃から危機に備え、いざというその時に役立つものを一つでも多く、できるだけ肌身離さず持っておくことが望ましい。
そんな時、常に身に着けているものといえば、男女で違いがあるかもしれないけど、男目線で見れば腕時計になります。
ずっと腕に巻いている、というのは持ち歩くのとは全然違い、自らの意志で外さない限りはずっと肌身から離れません。
そもそも腕時計という歴史は、大昔に女性の腕元を飾っていたブレスレットウォッチを省くと、軍事用途で大きく発展しました。
懐中時計を腕に巻き、匍匐前進(ほふくぜんしん)しながらでも時間を確認することができる、という実績が腕時計誕生の理由となり、大雨や水中で時計が壊れてしまわないよう防水性能が向上したり、といった流れで腕時計は発展し続けています。
当店で取り扱っているミリタリーウォッチの中でも、とりわけ強いインパクトを与えてくれるのは、個人的な主観もあるがMTMと言えます。
バックライト付きの腕時計は昔から存在していたけど、暗闇でライトとして使うことのできる時計は他に類がなく、しかもとても実用的な機能です。
何も持っていなく暗闇の中を進もうと思うと、よほど暗闇に目が慣れている人でない限り明かりを必要とします。
ライトを持ち歩こうと思っても肌身離さず、というのは難しく、仮にできても何かに備えて毎日、というのは続きません。
こんな時MTMのファルコンであれば、強く発光するLEDライトで、大げさでなく本が読める程度の明かりを確保できます。
しかもライトを持とうと意識する必要もなく、単に腕時計を装着しているだけで同時にライトを持ち歩いていると同じになります。
このように、本来時間を見るのが目的とされた腕時計は、それ以上の機能を備え発展し続けています。
何か起こった時のために少しでも役に立つものを身につけておいてください。
バイヤー:合田圭四郎

正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
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