
ビクトリノックスの2013年モデルで、特に力を入れているように思えたのが、カタログの表紙にも使われているマーベリックです。2013年ではカラーバリエーションが豊富になっているのが特徴です。
カタログの表紙に使われているのは、ビクトリノックスのトレードカラーであるレッドではなく、濃いブルーが今までにない印象を与えてくれます。レッドの方も少し濃い色に変更されていて、よりナイフツールの柄に近い色合いになっています。
2013年モデルでは新たにブラウンカラーとグリーンカラーが追加されています。ブラウンカラーは文字盤、ベルトがブラウンカラーになっており、ケースやリューズ、針などがゴールドカラーのツートン仕様になっており、グリーンカラーは文字盤、ベルトがグリーンカラーで、ケースはシルバーカラー、ベゼルやリューズ、針などにはゴールドカラーを採用。
パッと見はスペックに違いがないように感じますが、実はブラウンとグリーンにだけ、ベゼルが違うのです。
よく見るとベゼルにはコーティングが施されており、ブルーやレッドと比べると一層多く覆われているのです。
無難なモデルを選ぼうと思うとブルーまたはレッドがおすすめです。しかし、服装にもよりますがグリーンやブラウンはゴールドカラーが映えます。
クロノグラフの方は特に新作がなかったのが少し残念ですが、シンプルな3針はいくつかのカラーから好きなものを選べるのが嬉しいです。
バイヤー:合田圭四郎

正美堂時計店 ウォッチバイヤー兼時計修理三級技能士 合田圭四郎
主な専門分野
腕時計や懐中時計の仕入れ、販売、オリジナルウォッチのデザインや組み立て。スイスで開催されていた世界の見本市バーゼルワールドや香港ウォッチフェアーなど国内外の展示会への参加。秋葉原にて毎年懐中時計の展示会を開催
時計知識を深めお客様に時計の魅力をお伝えするため、2009年より毎週日曜日YouTubeにて時計に関する勉強会動画を配信。
背景
1979年、高知県高知市の老舗呉服屋の四男として誕生。時計好きが高じて2006年より正美堂時計店に入社。フライトジャケットやジーンズなどアメカジ、バイクをこよなく愛する。あらゆるお客様の環境を理解するため、腕時計は常に左右両方に着用。2019年、正美堂時計店創業50周年の節目の年に正美堂オリジナルウォッチを開発。
●正美堂時計店●
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